イルクーツクの風の音 

ロシアの中部、シベリアの南、ヨーロッパ文化の辺境、アジアの片隅、バイカル湖の西にある街を拠点にしている物書きの雑記帖                  written by Asami Tada ©2020多田麻美

芸術

「ユーラシア後ろ歩き」更新のお知らせと、ウランバートルの印象

まずお知らせです。都築響一さんの会員制メルマガ(有料)、ROADSIDERS'weeklyの最新号(2024年03月07日 Vol.587)に、 現在連載中の roadsiders.com が掲載されました。 今回は、旅人の目から見たウランバートルの音楽やアートなども出てきます。 連載のサ…

「ユーラシア後ろ歩き」、第二回掲載

都築響一さんの会員制メルマガ(有料)、 roadsiders.com の最新号(2024年02月21日 Vol.585)に、 現在連載中の「ユーラシア後ろ歩き」の第二回が掲載されました。 タイトルの名に恥じぬよう、悪夢や風邪にうなされながらも動き続けます。 時間も空間もダイ…

Slava Carotte Shop がいよいよオープン!そして、吉田寮と旅の話。

今日は、おめでたい日です。 いよいよ、スラバのアート・グッズを売るネットショップ slavacarotteshop.com が開店しました。まずは春まで開店してみます。 その後も注文は受け付けますが、 秋まで商品の発送はできない可能性が高いです。 準備には、長い長…

イルクーツクゆかりの監督たちの今

先回、NHKのラジオ深夜便でお話しした内容、聞き逃しサービスで聴くことができます。19分くらいから始まります(12月23日(土) 午前1:00配信終了)。 https://www.nhk.or.jp/radio/player/ondemand.html?p=0324_05_3907738 ☆☆☆☆☆ ラジオでロシアの映画事情を…

ごみのミュージアムと誤解された絵具の話

いつもぎりぎりのお知らせで恐縮ですが、 明日の朝、5時台のNHKラジオの「マイあさ!」という番組の「海外マイあさだより」というコーナーで、イルクーツクのごみミュージアムについてお話しします。恐らく、5時45分前後に始まります。 番組では「作品として…

イルクーツクのごみ埋立場ミュージアム

これまで長らく寄稿してきたARTSCAPEの「FOCUS」欄に、 新たな拙稿が掲載されました。 ごみの埋め立て地がミュージアムに――文化的価値と都市のメンツのジレンマ 今回、取り上げたのは、じつにパンクで無邪気で残酷で謎めいた、 軍事マニアも平和主義者も訪れ…

いよいよかの国へ

お知らせが遅れましたが、スラバの個展、多くの方との新旧のご縁に恵まれつつ、ぶじ終了しました。関心を持ってくださった方、貴重な時間を割いてお越しくださった方、さらには宣伝や展示の手伝いをしてくださった方すべてに、心よりお礼を申し上げます。 現…

中日新聞にレビュー

たまたまビョークのコンサートを聴きに神戸に行っていた先週末、 愛知に住む友人から、『中日新聞に書評が載っている』 と連絡がありました。 通常、新刊として扱っていただける時期も終わっていたので、まさにサプライズです。 どうもありがとうございます。…

スラバ・カロッテ『ポスター&風景画』展 円満終了

展覧会の後、すぐに金沢への出張が入っていたので、ご報告とお礼が遅くなってしまい、申し訳ありません。 お陰様で、神保町のART SPACE SAWAで開かれたスラバ・カロッテの『ポスター&風景画』展は、多くの観客の方々に恵まれつつ、11月23日に無事終了しまし…

関連グッズのネット販売開始

現在、展覧会場で販売中の『シベリアのビートルズ』関連グッズ、亜紀書房のウェブショップ『あき地の本屋さん』でも販売が始まりました。 ご興味があれば、ぜひご覧ください。 akishoboshop.com

ラジオマイあさでお話ししました

お知らせが遅くなってすみません。 今日の早朝、NHKラジオ『マイあさ!』でお話ししました。 今回出た本やイルクーツクのグラフィティなどについてです。 さいわい、以下の聞き逃しサービスで聴くことができます。 www.nhk.or.jp 5時44分前後からです。

展示開始&会期延長のお知らせ

コラボ展、いよいよ始まりました。 ポスター7点と風景画20点を展示中です。 ちなみに会場の澤口書店はいくつか店舗がありますが、会場は一番東の神田神保町1-7源興号ビルの方です。中に入られたら2階にお上がりください。おかげさまで、会期が一日延期されて…

明後日17日より スラバ・カロッテ『ポスター&風景画展』

『シベリアのビートルズ』出版記念コラボ企画 スラバ・カロッテ『ポスター&風景画展』 いよいよ明後日17日から 東京の神田神保町の澤口書店2階、 Art Space Sawaで始まります。 展示時間は13:00から18:00です。 基本的に会期中、スラバも私もなるべく会…

心躍る即興の夜 『シベリアのビートルズ』出版記念イベント

youtu.be 石神井の素敵な空間、「you are charming」で11日に行われた 出版記念トーク&ライブペインティング。 それは、夏秋文彦さんの多彩で遊び心にあふれた即興演奏にのせ、 自由人画家、スラバ・カロッテが即興で絵を描くという試みでした。 二人の想像…

『シベリアのビートルズ』出版記念イベントのお知らせ

シベリアのビートルズ 出版記念 トーク・展覧会・ライブペインティング 11月11日(金) 会場 you are charming 石神井公園 東京都練馬区石神井町2-13-13 5F spaceBAHARA https://goo.gl/maps/fGg67dGNYZDradAP8 開場 18:00 / 開演 18:30 予約 ¥2000 / 当…

『シベリアのビートルズ』本日発売

昨年二回、わたしは死ぬかもしれない、と思うことがあった。 一度目は、マスキン水に対するアナフィラキシーショックで、救急病棟に運ばれたとき。 急に胸のあたりがしびれ、息が苦しくなり、血圧も下がっていくのが感じられて、「どうなるんだ、私?」と思…

『シベリアのビートルズ イルクーツクで暮らす』まもなく発売

記念すべきジョン・レノンの生誕82周年の日にこのお知らせができることを、 とても幸運に思っています。 いよいよまもなく発売される新著『シベリアのビートルズ イルクーツクで暮らす』の見本が届きました。 19日発売で、もう予約も可能のようです。表紙の…

音と共鳴するアートin 宮田村

2日に開かれた『イルクーツクの風の音』ライブペインティング、 予想以上に実り多く、思わぬ発見もあり、余韻ゆたかな集いとなりました。 いつも音の豊かさを教えてくれる夏秋文彦さんのライブ、リズムが踊るような佐藤慶吾さん(kuma chang)のパーカッショ…

エフトゥシェンコ

イルクーツク州出身の詩人の、 古びてほしいけれど、 いつまでも古びてくれない詩

ARTSCAPEのFOCUS欄にてイルクーツクの伝統建築について

ArtscapeのFocusという欄に投稿しました。イルクーツクの伝統建築の行方、まだまだ気になります。https://artscape.jp/focus/10178130_1635.html

花も団子も芸術も

先月始まった、スラバ・カロッテの個展『Paintings with Books』、 お蔭さまで多くの方々に支えられつつ、開催中です。 展示は少なくともあと1か月は続くかと思います。 ここが入り口です。 今回は販売もしています。拙著も便乗。 美味しいコーヒーで一息。 …

ミニミニ個展『Paintings with Books』のお知らせ

しばらく、ニュースを見たり読んだりしては、 ウクライナのことを議論して、 何も手につかない時間が続いた。 時事問題でここまで頭がいっぱいになるのは、 領土問題で日中がもめた時以来だ。 だが、目の前のことをおろそかにして、 そのまま干からびてしま…

新年のご挨拶&ラジオでロシアの遊びの話

久々に、今年は年賀状を送りました。 「時代に逆行、アナログ大作戦」 と、勝手に盛り上がり、以前お世話になっていて、 連絡先が手元にある方々に次々と送ったのですが、 昨年末は、足の大きな手術をするために入院中で、 手元にすべてのアドレス帳がなかっ…

夢の中の額縁

この間見た夢。 夢の世界で額縁を作っていたのだが、それが複雑な額縁で、なかなか完成できない。 それで、「悪いけど作り終えるまでは目を覚ませないの」って、 すでに起きている画家の夫に必死で弁明。 目を覚ました時、何か、意識の奥底から引きずり出さ…

NHKラジオ『マイあさ!』に出演 テーマはシベリアっ子の趣味

またうっかりしていてすみません。本日4日の朝、5時42分頃から、NHKラジオ『マイあさ!』の「マイあさだより」というコーナーで、シベリアっ子の趣味などについてお話しします。 最後、ちょっぴり勇気を出してみましたが、 じつはこれには、オチがあります。

「場」と「機会」のアート~スラバ・カロッテの個展『トランスアジア☆イルクーツク☆浜松☆エクスプレス』を振り返って

あまりに駆け足すぎたので、 今では夢だったように感じてしまうのだが、 この夏の帰国で貴重だったのは、地元浜松で、 夫のスラバ・カロッテの個展を開けたことだった。 slavacarotte.com 最初からいつ、どこでと具体的に決めていた訳ではない。 だが、いっ…

トランスアジア・イルクーツク・浜松・エクスプレス

諸々の事情により、長らくご無沙汰していて申し訳ありません。 じつは先日より、話すだけでも気が遠くなりそうな、 かなりたいへんな準備とプロセスを経て、 夫と二人で、2年ぶりの一時帰国をしています。 苦労して帰国した身としては、 つい、このタイトル…

国際女性デーを機に女性のアートを回顧

『ARTSCAPE』の「FOCUS」欄に投稿した拙文が掲載されました。 artscape.jp まだまだ気の抜けない毎日ですが、 春の到来と合わせるように、展覧会が活発になってきたことは、やはり嬉しいです。 生の作品を観られる喜びがありありと感じられるようになったの…

夢見る人のための椅子

ロシアの新年の初夢 東京か北京かモスクワか、 よくわからない街で地下鉄に乗ろうとして、 専用のICカードを出すが、なぜか 昔の紙の切符のように切れ込みが入っており、 これじゃあ使えないや、と売り場で買い直そうとするも、 なかなかうまく買い直せず、…

マイナス三十度でも光るべきものは光る

あっという間に年が変わり、 丑年がいよいよ始まりました。今年もよろしくお願いします。 昔、食べてすぐ寝たりすると、「牛になるよ」と言われたりしましたが、 去年の仕事を持ち越してしまったため、牛になりたくてもなる暇がない、 ちょっと慌しい年明け…