昨日、新しい訳著の見本が届きました。
とても美しく刷り上がっている上、魅力的なイラスト入りなので、さすがの親しみやすさ。
取り上げられている女性芸術家たちが熱量を放っているかのような存在感です。

11月26日発売なので、12月前半には店頭に並ぶことと思います。
内容については以下のサイトをご参照ください。
次々と登場する女性芸術家たちの個性や生き方がどれも興味深く、背景を調べていくうちに深入りしてなかなか戻れなくなったこともしばしば。
探求したり、共感したり、さらには「元気」までもらったりしながら、
楽しく訳させていただきました。
中でも「元気」。これはけっこう大事。
ストレスフルな世界に住む私たちにとって、
ポジティブな気持ちの補充は不可欠です。
登場人物と同じ女性ということはもちろん、
私は生活が不安定なフリーランス&二拠点生活者で、
海外ではほぼ「移民」扱い。
しかもわりとマイナーな領域を手掛け、
身体に障害もあったりするので、
フリーダを始めとする女性芸術家たちの人生の
いろんな側面に共感させられ、
彼女らの直面したさまざまな情況に、
他人事ではない感じを覚えたのでした。
つまり今回の翻訳はいわば、
いろんな芸術家たちに寄り添いながら
世界を旅しているかのような気分を
もたらしてくれたわけです。
拙訳ではありますが、
その充実感が読者の方々にも伝われば幸いです。