イルクーツクの風の音 

ロシアの中部、シベリアの南、ヨーロッパ文化の辺境、アジアの片隅、バイカル湖の西にある街を拠点にしている物書きの雑記帖                  written by Asami Tada ©2020多田麻美

2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

『シベリア・イルクーツク生活日記 第八回』&村の雪景色

あれこれ事情があり、投稿が遅れがちとなっていましたが、 集広舎のサイトに連載中の 『シベリア・イルクーツク生活日記』、第八回 が掲載されました。 以下はおまけで、先日訪れた村の冬景色です。 雪のマジック。ただの柵も雪化粧で独特の趣に。 ロシアの…

夢見る人のための椅子

ロシアの新年の初夢 東京か北京かモスクワか、 よくわからない街で地下鉄に乗ろうとして、 専用のICカードを出すが、なぜか 昔の紙の切符のように切れ込みが入っており、 これじゃあ使えないや、と売り場で買い直そうとするも、 なかなかうまく買い直せず、…

古いけど新しく、吉だけど凶な寝正月

明日14日は、ロシアの旧暦での新年。 こちらでは、「古い新しい年」と呼ぶ。 ややこしいが、一応は毎年1月14日で固定されているので、 中国の春節よりは覚えやすい。 というわけで、前夜である今は、 いったい古い年なのか新しい年なのかあいまいなのだが、 …

マイナス三十度でも光るべきものは光る

あっという間に年が変わり、 丑年がいよいよ始まりました。今年もよろしくお願いします。 昔、食べてすぐ寝たりすると、「牛になるよ」と言われたりしましたが、 去年の仕事を持ち越してしまったため、牛になりたくてもなる暇がない、 ちょっと慌しい年明け…