イルクーツクの風の音 

ロシアの中部、シベリアの南、ヨーロッパ文化の辺境、アジアの片隅、バイカル湖の西にある街を拠点にしている物書きの雑記帖                  written by Asami Tada ©2020多田麻美

2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

古鎮・老街 補記4 聖なる古樹の村-広西・黄山編

このたび亜紀書房より出版された拙著『中国 古鎮をめぐり、老街をあるく』の補記、その4です。 何でも来いの頼もしさ、古樹にかける俗世の願 古樹にまつわる記憶を、もう少し書いてみたい。 ちょうど今から10年余り前、広西チワン族自治区にある大蘆村とい…

聴き逃しサービスで「シベリアの冬支度」について

海外からは聴けないので、自分では確認していないままで恐縮ですが、先日予告させていただいた、NHKラジオの番組「マイあさ!」の「海外マイあさだより」でのレポート、こちらから10日の放送分をクリックしていただければ、5時40分台から聴けるようです(配…

毎日新聞に書評掲載

11月10日付の毎日新聞に、拙著の書評が掲載されたようです。無料版はさわりだけとなりますが、簡潔にまとめてありながら、丁寧に読んでくださったのが伝わってきて、たいへんありがたいです。

シベリアの冬支度

明日の朝、5時40分台に、NHKラジオの番組「マイあさ!」の「海外マイあさだより」というコーナーで、シベリアの冬支度についてお話しします。ご興味があれば、どうぞ。 冬支度といえば、この間、アンガラ川で見かけたマガモたち。 彼らも、恐らく冬支度の最…

古鎮・老街 補記3 聖なる古樹の村-北京密雲編

このたび亜紀書房より出版された拙著『中国 古鎮をめぐり、老街をあるく』の補記のつづきです。 伝説に守られた聖木 北京で最古の樹齢を誇る木があると聞き、ある日、密雲県の新城子という村を訪ねた。北京と聞いて多くの人がまず思い浮かべるのは大都市のイ…