イルクーツクの風の音 

ロシアの中部、シベリアの南、ヨーロッパ文化の辺境、アジアの片隅、バイカル湖の西にある街を拠点にしている物書きの雑記帖                  written by Asami Tada ©2020多田麻美

4月から新連載「行在中国『乗り』ものがたり」

今年度もNHKラジオテキスト『まいにち中国語』の巻頭口絵&巻末エッセイを

担当させていただくことになりました。

今回のテーマは、『乗り物』です。広い中国を駆け巡るさまざまな乗り物や、乗り物にまつわるエピソードを綴っていこうと思います。

昨年秋に上梓した『中国 古鎮をめぐり、老街をあるく』(亜紀書房)に盛り込みきれなかったこぼれ話も織り込んでいく予定です。

試し読みは口絵のみで恐縮ですが、電子書籍版もあるので、ご興味があれば手に取っていただければ嬉しいです。

最後にご挨拶をかねて、散歩の途中で見つけた、この御仁をば。

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乗り物じゃないんですが、動き出しそうだし、乗れちゃいそう。

雪が融けると、路傍のゴミが目立ち始め、

ちょっと残念な街になるイルクーツク。

このお方にゴミ集めを頼みたいところですが、

それは虫が良すぎる話なのでしょう。