ときどき、自分の不器用さに自分であきれる。
昔からいろいろな種類のことを、同時にそつなくこなすことが苦手で、
それに期限厳守とかが加わると、軽いパニックになることさえあった。
若い頃、何を血迷ったか、月刊誌の編集の仕事をした時などは最たるもの。
特集や連載の企画、取材、原稿執筆、原稿の依頼、推敲・校正、目次や索引づくり、レイアウト、広告作成や営業の手伝いなどを、
一カ月ごとのサイクルで、残業てんこもりでやらねばならなかったので、
もうギリギリ限界!
ということがよくあった。
石の上にも三年というが、
2年以上やっても、やはり苦手という意識は変わらなかったので、
自分は物書きと翻訳に専念しようと決心して、今に至る。
もちろん、編集の仕事をやって無駄ではなかった、と思うこともよくある。
一番は、「締め切りは厳守しないとあれこれ迷惑がかかる!」
という点が身に染みて分かったこと。
100パーセント実践を伴っているとは言えないとしても……
あと、広告という存在の便利さも怖さも、ある程度分かった。
ところで、今また、仕事の混み具合が、
少し自分を落ち着かせねばならないほどになっている。
そこで気分転換、言い換えれば現実逃避のために、
イルクーツクの奇景シリーズを再開。
まずはこれ。
広告だとしても、どんな効果があるのかがそもそも謎だし、、
運転中に初めて見た場合など、気を取られすぎて危なそう。
そして、この車のすぐ先にあったのが、こちら。
意図してかどうかは分からないが、
なんか幾何学的。
青い部分の面積を計算せよ??
などと言われそうで、何気なくひるむ。
今日の最後は、これ。
こちらで日本の中古車を見かけることは多いのだが、
この組み合わせが目に入ったときは、
まるで時空の秩序が狂ったようで、
自分はどこにいたんだっけ?といった、
ふわっとした混乱に陥った。
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