イルクーツクの風の音 

ロシアの中部、シベリアの南、ヨーロッパ文化の辺境、アジアの片隅、バイカル湖の西にある街を拠点にしている物書きの雑記帖                  written by Asami Tada ©2020多田麻美

『シベリア・イルクーツク生活日記』

久しぶりとなってしまいましたが、集広舎のサイトに連載中の、

『シベリア・イルクーツク生活日記』が更新されました。

ロシアの広さを知る《シベリア鉄道の旅》その1|集広舎

 

ぼやけているので、連載には使えなかったのですが、ウラン・ウデの像とはこれです。

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ギネス記録だそうで、かなりの迫力でしたが、

私は隣の食堂でしれっとお昼を食べてしまいました。

 

やはり、途中駅も、ホームから見るだけでなく、このウラン・ウデの旅のように、

一つ一つ駅舎を出て、周囲を歩いてみたかった。

せっかくシベリア鉄道のほぼ真ん中あたりに住んでいるのだから、

もっと鉄道の旅を楽しまなくては。

 

ちなみに、個人的にはロシアでも中国でも、三等寝台がお勧めです。

個室全部を知り合いだけで利用できるならともかく、

見知らぬ人と個室を長く共有するのは、

その人と気が合った場合は楽しいでしょうが、

合わなければちとつらい。

 

これを書いてから、さらにマゴチャにとりつかれ、

昨日は一日マゴチャのことを考えていました。

 

人はなぜ、ある土地を選んで住もうと思うのだろう。

家族がいるから?仕事があるから?食べ物がおいしいから?住み心地がいいから?

でも、すべてがあっても、その土地を去る人はいる。

何もないのに、その土地に住む人もいる。

人間って、ほんと複雑な生き物だ。