集広舎のホームページに連載中のコラムが更新されました。
細かすぎて盛り込めなかった話題もいくつかあり、
その一つがハバロフスクのラーメン文化の成熟ぶり。
日本とほとんど変わらない味のラーメンが食べられるだけでなく、
ちゃんと激辛ブームにまで乗っており、
さすがでした。
ちなみにこちらはラーメン屋さんを飾っていたキツネ。
さらに今日はこちらのウイグル料理店でも、麺文化のパワーを再認識。
欧風のカフェのようなこじゃれた店内は、
とてもとてもウイグル料理店とは信じがたく、
実際に出てきたのも、
うーん、これ本当にウイグル料理なのかな? と言いたくなるような、
中華料理と微妙にミックスされた料理だったのですが、
麵だけはばっちりウイグル風。
そして、その麺が引力の重心のように、
あんまりウイグル風に見えない要素もぐぐっとねじ伏せて、
ウイグル料理の枠に引っ張り込み、
すべてを「それらしく」させていたのでした。
昔、新疆ウイグル自治区で初めてラグマンを最初に食べた時は、
アジア風のスパゲッティだと思ったものですが、
その後、マルコポーロが中国からイタリアに伝えた麺文化が
スパゲッティに発展したという説は否定されたとのことで、
大陸横断というダイナミックなイメージを、
麺文化にも重ねてみたかった者としては、
ちょっと残念に思ったりもします。