#7日間ブックカバーチャレンジ おまけで猫#bookcoverchallenge
3日目は
ヘニング・マンケル作、柳沢由実子訳『リガの犬たち』(創元推理文庫)
こちらも推理小説です。
ヘニング・マンケルの本は、児童文学も含め、これまで読んだものも全部面白かったけれど、こちらはベルリンの壁崩壊直後のスウェーデンやバルト諸国が舞台で、ソ連をめぐる当時の国際情勢も盛り込まれているせいか、何だか今の自分の環境とつながっているように感じられました。まだスウェーデンにもリガにも行ったことがないのに…。
印象に残ったのは、主人公ヴァランダー刑事がリガのダンスホールに入った時、人々がABBAの音楽に合わせて賑やかに踊っていたという、当時ならいかにもありそうなシーン。
スウェーデンの作家としては、ぜひ入れたかったのでしょうが、さらりと書いてあるだけなのが粋です。