イルクーツクの風の音 

ロシアの中部、シベリアの南、ヨーロッパ文化の辺境、アジアの片隅、バイカル湖の西にある街を拠点にしている物書きの雑記帖                  written by Asami Tada ©2020多田麻美

#7日間ブックカバーチャレンジ おまけで猫#bookcoverchallenge 4日目

ピョートル・ワイリ/アレクサンドル・ゲニス作、沼野充義/北川和美/守屋愛訳『亡命ロシア料理』

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学生時代からのバイブル。タイトルは『亡命ロシア料理』だけど、作者は厳密には反体制的な亡命者ではなく、しかも二人ともリガ出身というところが、先回紹介した『リガの犬たち』を思い起こすと、興味深い。

レシピとして以上に、ユーモア感覚に満ちたエッセイとして楽しめる一冊。