イルクーツクの風の音 

ロシアの中部、シベリアの南、ヨーロッパ文化の辺境、アジアの片隅、バイカル湖の西にある街を拠点にしている物書きの雑記帖                  written by Asami Tada ©2020多田麻美

2020-10-06から1日間の記事一覧

イルクーツクの奇景、時間編

こちらでは、いよいよ葉が染まりはじめました。 自然の絵筆が描くグラデーションは、美しいけどとても儚い。 今年はどういうわけか、ものすごい駆け足で時が過ぎていく。 「時間の歯車」が三倍速で走っているみたい。 うかうかとしていたら、あっという間に…