イルクーツクの風の音 

ロシアの中部、シベリアの南、ヨーロッパ文化の辺境、アジアの片隅、バイカル湖の西にある街を拠点にしている物書きの雑記帖                  written by Asami Tada ©2020多田麻美

2020-02-18から1日間の記事一覧

筋違いのバヤン芸人

ロシアで人気のある楽器に、バヤンがある。 いわばロシア風の、大きくて重たい、ボタン式アコーディオン。 繁華街で流しの音楽家が弾いていたり、 パーティーで参加者の誰かが弾いて場を盛り上げたりする。 ロシアではバラライカと並び、民族楽器としても存…