まず、お知らせです。
明日22日の日本時間午前5時42分頃から、
NHKラジオの番組、『マイあさ!』の
「海外だより」というコーナーで、
先日ウランバートルで目にした風景についてお話しします。
ウランバートルで一番印象に残ったのは、
結局、新しめできれいな日本車がたくさん走っている、
という風景でした。
これはあてずっぽうですが、
ウランバートルで、バスなどの公共交通より、
個人で自由に動ける自家用車の愛用者が多いのは、
公共交通の充実度の問題以前に、
やはり騎馬民族にルーツがある人々は
馬のような自分で操る乗り物で自由に移動することに
慣れ親しんでいるからではないか、
と思ったりしたのでした。
それは、最初にウランバートルに行った時、道路脇の草原を、
爽やかに馬で駆けていく人たちに出会った時の印象からです。
ただ、私たちの友人は、あまりの交通渋滞のひどさから、
できる限り建物から出ない生活を送っているのだとか。
自由な移動を求める人が多すぎてみんなが不自由になる、
というパラドックスは、現代都市ではありがちとはいえ、
ウランバートルは周囲に広大な大草原が広がっている都市だけに、
何だかひどくちぐはぐでシュールに感じました。
ちなみに、ウランバートルの街が買い物客で賑わっている理由の一つは、
ロシアから人々がバスや車で買い出しに来ているから、
という未確認説を聞いたのですが、それ以上に、コロナ対策で、
人々が長らく息苦しい生活をせざる得なかったことの、
反動なのでは、と思います。
そんなウランバートルの活気とコントラストを、
今回の放送でも、感じていただければ幸いです。