外国語、ガイコクゴ、がいこくご
どう書いても、お堅くて、頑固そうな言葉。
学ぶのがたいへんなのも、分かる気がします。
でも、まるで大本営発表のようになってしまった、
ロシアの国営放送のニュース番組を耳にするたび、
母国語以外でニュースを見聞きできることの大切さを、
しみじみと感じます。
もちろん、外国の言葉のニュースなら、必ず信頼がおける、
というわけではぜんぜんなく、比較することで、
今手にしている情報を客観視できることの大切さを思うからです。
そんなことをつらつらと思うなか、新年から新連載が始まる
NHKラジオ『まいにち中国語』のテキストの巻末コラムでは、
これまでと違い、中国語の言葉そのものがもつ面白さを
テーマにすることにしました。
外国語を学ぶなど、苦手中の苦手。
そう思い込んでいた自分が、18歳の頃に出会った中国語は、
学べば学ぶほど、面白さが増す言葉で、
その魅力は、学ぶ大変さを十分にしのぐものでした。
今回は、そんな初心を振り返る連載にすることで、
今の自分自身にも発破をかけられたら、と思っています。
ご興味がある方は、ぜひ手に取っていただければ幸いです。