イルクーツクの風の音 

ロシアの中部、シベリアの南、ヨーロッパ文化の辺境、アジアの片隅、バイカル湖の西にある街を拠点にしている物書きの雑記帖                  written by Asami Tada ©2020多田麻美

新年のご挨拶&ラジオでロシアの遊びの話

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久々に、今年は年賀状を送りました。

「時代に逆行、アナログ大作戦」

と、勝手に盛り上がり、以前お世話になっていて、

連絡先が手元にある方々に次々と送ったのですが、

 

昨年末は、足の大きな手術をするために入院中で、

手元にすべてのアドレス帳がなかったこと、

そして病床にあったことなどが重なり、

ちょっと中途半端に終わってしまったのが残念です。

 

でも、よく考えれば、今どきハガキにこだわれば、

受け取る方も、気を遣って面倒なはず。

というわけで、来年も継続するかどうかは未定です。

 

お知らせをうっかりしていましたが、今朝、5時43分頃から、

NHKラジオの「マイあさ!」という番組で

ロシアのクリスマスや、この時期ならではの遊びなどについてお話ししました。

以下の聞き逃しサービスで1月15日の午前5:55まで聴くことができます。

占いの話題が最後に出てきますが、

ロシアの人の占い好きは、私が最初にロシアを訪れた時、すでに痛感しました。

ハバロフスクで泊まった宿がケーブルテレビ代を払っていなかったため、

テレビは無料チャンネルしか観られなかったのですが、そのチャンネルで

独特の甲高い声をもつ占い師のおばさんが、延々と占いをしていたからです。

テレビを通じて、現地のロシア語に触れようと、意気込んでいた私は、

その長く聴くと頭が痛くなりそうな声に、げんなりしたのでした。

 

でも今はむしろ、もう一度そのチャンネルを観てみたい気持ちです。

大きなジャンプや飛躍的な進歩は難しくても、

気分を入れ直し、初心に戻ることはいつでもできる。

ロシア語の研鑽についても、つねにそうありたい。

 

足の手術も、運よく術後の経過は順調なので、

これを機に、今年は生まれ変わった気分で、

物事に取り組もうと思います。