イルクーツクの風の音 

ロシアの中部、シベリアの南、ヨーロッパ文化の辺境、アジアの片隅、バイカル湖の西にある街を拠点にしている物書きの雑記帖                  written by Asami Tada ©2020多田麻美

2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

バイカル湖の上に立つ

少し前の事になってしまったが、 3月上旬に、かねてからの願いが叶い、 冬のバイカル湖の上に立つことができた。 世界最深の湖の上を自分の足で歩くなんて、 チベットでチョモランマの頂を見上げた時くらいの感動だ。 もちろんチベットで、ヒマラヤ登山用の…

まだまだ気になる災害と街の関係―‐集広舎のサイトのコラムを更新

集広舎のサイトに連載中のコラム『シベリア・イルクーツク生活日記』を更新しました。 火事の記憶が決めた街並み 大震災後の東北地方を訪ねた経験も思い起こされ、 大災害と街の関係について、ふたたび考えを巡らす機会となりました。

イルクーツクの雪景色

うかうかしていたら、明日から3月。 さらに一週間ちょっと後の3月8日からは、 冬とお別れするお祭り、「マッスレニッツァ」の週が始まる。 厳しい冬とはいえ、お別れはちょっと寂しいので、 最近の雪景色を連ねてみたい。 まずは、どこか音符のようにも見え…