イルクーツクの風の音 

ロシアの中部、シベリアの南、ヨーロッパ文化の辺境、アジアの片隅、バイカル湖の西にある街を拠点にしている物書きの雑記帖                  written by Asami Tada ©2020多田麻美

2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「NHKラジオ海外マイあさ」にて春のイルクーツクについて

そう厳しいとは感じなかった今年の冬。 あれ、このまま春?という感じがしていたら、 先日雪が降り、今日も雪が降ったりやんだり。 というわけで、今はふたたび純白の雪景色。 でも、晴れ間が見えた時の日差しが明るいので、 雪も春っぽくきらきらと輝いて、…

筋違いのバヤン芸人

ロシアで人気のある楽器に、バヤンがある。 いわばロシア風の、大きくて重たい、ボタン式アコーディオン。 繁華街で流しの音楽家が弾いていたり、 パーティーで参加者の誰かが弾いて場を盛り上げたりする。 ロシアではバラライカと並び、民族楽器としても存…

カウボーイブーツのおじいさん

カウボーイブーツとジーンズが好きだったミハイル・プロハラビッチ。 70歳を迎えても、おじいさんと呼ぶのがためらわれるほど、若々しかった。 現代美術のアーティストであるとともに、ハーモニカやギターを得意とするミュージシャンでもある、 という多才な…